
松本市笹賀の二子、笹賀の両児童センターが地域の高齢者にメッセージカードを作り、1月25日、二子児童センターから笹賀地区社会福祉協議会に贈呈した。カードは2月、同地区が対象者に配る「ふれあい配食」の弁当に添える。
カードはA5サイズで、配食と同数の250枚。二子小3年生の山本涉寿さんら児童が「お年寄りに喜んでもらいたいです」などと言い、同センターを訪れた笹賀地区社協の岡田耕一会長(62)らに手渡した。
高齢者との交流のきっかけにと、両センターが合同で取り組み2年目。花束のように飾った折り紙などに「いつまでもお元気で長生きしてください」とメッセージを書いた。
同社協は数年前から65歳以上の1人暮らしの人に希望を取り、年2回、弁当を届けている。地区の子どもたちからのメッセージも添えることにし、両センターと協力した。
昨年、手紙を受け取った高齢者がお礼に菓子を届け、受け取った児童がさらに手紙を書くなど交流が始まったといい、岡田会長は「温かいやりとりも生まれてうれしい」。
二子児童センターの米本幸館長は「小さなことの積み重ねで、お年寄りと子どもたちが身近に声をかけられる関係になれれば」と話した。