笑顔と歓声新春餅つき 芳川地区親子など楽しむ

松本市の芳川公民館(野溝東2)と芳川地区福祉ひろば(同)は1月25日、新春餅つき大会を同公民館で開いた。青空の下、地域の親子連れなど約60人が「よいしょ」のかけ声に合わせ交代できねを振るい、笑顔と歓声が広がった。
コロナ禍の中止を経て昨年再開。例年は冬休みの平日に開いたが、今年は家族でも参加しやすいよう土曜日にし、定員も2倍に増やした。
地区の食生活改善推進協議会や農村女性委員会のメンバーも協力し、前日からもち米30キロを水に浸すなど準備。当日朝に蒸し上げ、地域の保育園や職員宅から集めた三つの臼ときねを使ってついた。
皆の大きなかけ声に合わせ、何度もきねを振り上げた島田景虎ちゃん(6、村井町西)は「きねが重かった。うまくつけてうれしい」。芳川小学校1年の松本楓さん(7、平田東)は「楽しかった。ぷにぷにしていた」と笑顔。その後、調理室で別途調理し、ごまやきなこなど3種で味わった。
同ひろば推進協議会の鈴木嗣会長(68、村井町会長)は「地域行事も減る傾向にある中で、貴重な体験をしてもらえたのでは」と温かく見守っていた。