新たなロゴ作成 松本市が「フレイル」予防啓発に力

加齢に伴い筋力や活力が低下し、要介護の手前の状態を指す「フレイル(虚弱)」。松本市は、多くの人にフレイル予防の重要性を知ってもらおうと、2月1日の「フレイルの日」を弾みにした啓発活動を行っている。
「誰でもできるフレイルチェック」として、メッセージアプリLINE(ライン)を活用した取り組みを、今月から始めた。同市の公式LINEを登録すれば誰でも利用できる。年齢や性別、生活習慣など15の質問に「はい」か「いいえ」で答えると、点数によって「元気」、フレイル予備軍の「プレフレイル」、「フレイル」の3段階に位置付けられる。同市マスコットキャラクターのアルプちゃんが、予防法を案内してくれる。チェックは紙版もあり、市の健康講座などに参加するともらえる。
予防をPRするため、新たなロゴも作成。ポップな色と分かりやすいデザインや言葉が特徴。地域づくりセンターに掲示したりポケットティッシュで配布したりして、周知している。
市健康づくり課は2023年度から、啓発活動に力を入れ、ロゴは同課職員が考えた。同課の忠地弥生さんは「フレイルという言葉を知らない人も多い。まずは周知を図り、自分事として考えるきっかけになれば」と話している。
問い合わせは健康づくりTEL0263・34・3217