
松本市岡田下岡田の画家中村石浄さん(87)と書家の妻・茂子さん(88)は2月5~11日、「2人展」を井上百貨店本店(深志2)6階のギャラリー井上で開く。
石浄さんはスポーツや農作業をする人、自然や農村風景などの油絵10点、水墨画20点、掛け軸5点を、茂子さんは全紙や掛け軸など二十数点を展示する。
石浄さんは子どもの頃から絵が得意で、教員時代から現在まで描き続けている。茂子さんは20代の頃、現代かな書の最高位といわれた故日比野五鳳(ごほう)さんの文字に魅せられ、その息子の故日比野光鳳(こうほう)さんに師事した。「大師匠でも『数百枚書いて良い出来は3枚くらい』というほど奥が深い」と言う。
昨年11月に石浄さんが文化庁の地域文化功労者表彰を受賞したのと、二人そろって米寿を迎えることから「記念に作品展を開いて」と友人らに勧められ決めた。夫妻は「体力が続く限り制作を楽しみたい」という。
午前10時~午後7時(最終日は3時)。中村さんTEL0263・46・0597