ワイン店×レストラン フランスの食文化を 松本で2月8・9日初の試飲イベント

松本市桐2のワインショップ「WA─KUwine(ワクワイン)」と、池田町会染のレストラン「オーベルジュ・ラ・ヴィ・トランキーユ安曇野」が8、9日、共同で初めてのテイスティングイベントを開く。会場はWA─KUwine。
ワインと料理を楽しむフランス食文化の豊かさを体感してもらおうと企画した。WA─KU─の渡邊環さん(38)によると、フランスでは食事の際、料理に合わせてワインを楽しむのが習慣という。今回は、トランキーユのシェフ、小川原光さん(58)がイベント限定でメニューを考案。エスカルゴのフリカッセや鴨のリエットなど4種の盛り合わせオードブルに合わせ、フランス産のピノ・ノワールのワイン3種が楽しめる。
小川原さんは19歳で渡仏。ブルゴーニュやプロヴァンスのオーベルジュで料理を勉強。接客やワイン、宿泊業も学んだ。帰国後は各地のレストランやオーベルジュで研さんを積み、2018年に独立。「フランス料理は敷居が高いと思われがちだが、カジュアルでもよいと知ってもらえたら」という。
渡邊さんは、フランスで飲んだワインに感動し、ソムリエの資格を取得。ワイン業界に15年以上携わり、昨年店を開いた。フランスワインのみを扱い常時100種類をそろえる。ほとんどは名産地ブルゴーニュ産だ。「フランスの食文化は楽しい。知って興味を持ってもらえたら」と話している。
両日とも正午~午後2時と午後6~8時。一斉ではなく個々にスタートする。5千円。要予約。℡0263・31・5923