
信州大(本部・松本市)は2月15日、「食」の研究を通して社会課題の解決法を考える催しを、同市大手3のICT(情報通信技術)拠点施設「サザンガク」で開く。産学官民の連携で新たな産業や暮らしの創出を目指す「信州リビング・ラボ」事業の一環。
長野市中条地区の郷土料理「おぶっこ」を冷凍し、地元の道の駅で販売するなどして地域の活性化につなげた市民研究家の大野直樹さん(52、東京)=写真=が講演。参加者は「大学や社会と連携して解決したい社会課題」をテーマにグループワークをする。
信大が活用を研究するイネ科の穀物「ソルガム」から作った「ソルガムミルク」の紹介も。同大学術研究・産学官連携推進機構の藤尾宗太郎特任助教(40)は「特に食の視点から、日頃考えている社会課題について語り合い、新たな気付きを得る機会となれば」とする。
午後1時~3時半。無料。定員20人。参加申し込みはこちらから。問い合わせは事務局にメール(living-lab@shinshu-u.ac.jp)で。