
「ワインパミス」の活用発信
塩尻市の塩尻西部中学校1年生が2月8日、市特産のブドウの廃棄物を活用して開発した商品を、無印良品ツルヤ塩尻広丘(広丘堅石)で展示販売する。「市内産のぶどうファンを増やす」をテーマに、総合的な学習で取り組んだ集大成だ。
果汁などを搾った後に残る果皮や種「ワインパミス」を用いた、せっけん(1個300円で100個)やタオルなど染め物3種(1点千円で59枚)、剪定(せんてい)枝で作った4色ボールペン(1本450円で75本)、校内のブドウ園で栽培し、1年生が傘かけの作業や収穫を体験したコンコードのジャム(190グラム入り500円で160個)を販売する。
同校1年生が、ブドウ廃棄物で商品開発する取り組みは3年目。商品化には地元の事業所や個人が協力し、授業では商品を紹介するホームページや動画の制作、パッケージ作りなどにも取り組んだ。
本澤里桜さん(13)は「地域の皆さんにワインパミスを知ってもらいたい。活用して商品ができることも発信したい」、須山覇月さん(13)は「皆で協力して大きなことができる達成感を得られた」と話す。
販売は午前10時~正午。商品は同日から14日まで同店に展示する。