
安曇野市の日本空手協会南安曇支部三郷少年空手クラブ温公(あつき)会道場は2月1日、師範稽古と恒例の拳での餅つきを、市三郷農村環境改善センター(三郷温)で行った。道場生の小学生15人ほどが、引き締まった表情で稽古に励んだ。
同協会県本部長の古畑公幸師範(75)の指導を受け、正拳突きや前蹴りなどの基本の動きを繰り返し練習。古畑さんは「練習は楽しくないかもしれないが、必ず身に付く」などと、稽古に臨む上での心構えも伝えた。
拳での餅つきは、例年は1月に行うが、今年は会場の都合で遅れて実施。気合たっぷりのかけ声とともに1人10回ずつ臼の中の餅を拳で突き、丸めて味を付けて持ち帰った。
クラブ長で三郷小6年の瀧上冬星さん(12)は「師範の指導は勉強になった。今年は初段になりたい」。下澤樹理道場長は「基本の大切さを改めて実感してほしい」と話した。