
県中小企業家同友会(長野市)は2月3日、メディア向けPR会を塩尻市大門一番町の市民交流センターえんぱーくで開いた。中信地方では初の試みで、中南信の個人や事業所など10社が自社のサービスなどを発信した。
各社は、介護タクシーを活用した結婚式や葬儀への送迎、付き添い、防犯、災害対策フィルムの施工|といった時代のニーズをくみ取ったサービスを発表。他にも、創業50年の節目に次期社長を社内外から募集する取り組み、新卒採用内定者が自らの内定式を映画館の一室を借り切って開く催しなど、斬新なアイデアが紹介された。
PR会は、メディアとの情報交換と会員同士の交流・連携を目的に、これまで事務局所在地の長野市内で開いてきた。今回、中南信地方の事業者が参加しやすいよう、初めて塩尻市で開催。今後も継続し、次回は6月ごろに同市内で開く予定だ。
同会松本支部の市川武彦副支部長(46)は「中小企業家はいいアイデアがあっても埋もれてしまうことが多い。この機会を生かし可能性を広げていくことを期待したい」と話した。