「まつもと未来マルシェ」 2月15~28日 エクセラン高生スクラッチアート展示 地域の人ら100人と合作

松本市の中心市街地を舞台に中高生や大学生らが探究、挑戦、発信する「まつもと未来マルシェ」のセカンドステージは2月15~28日、松本パルコ(中央1)で開く。各種体験やステージ発表、飲食の販売などがあり、このうちエクセラン高校美術科は、削って絵や文字をかく「スクラッチアート」の展示を企画している。
1月29日に松本パルコのスタッフらと下絵を描き、10人が参加。クレヨンで画用紙に色を塗ったり絵を描いたり。翌日、同科2年生17人が、スクラッチ面に黒のアクリル絵の具を塗った。
「パルコ閉店後の未来を明るく感じられるアート」をテーマに、同校美術科の大月美歩教諭、アート専攻の2年生4人がアイデアを出し合い、「合作しても一つの作品になりやすい」とスクラッチアートに。地域の人も協力し、計約100人が下絵を手がけた。
100枚の絵を合わせると縦2メートル、横5メートルに。5階特設会場に展示し、マルシェの参加者や来場者に割り箸などで絵やメッセージを入れてもらう。
2年生の柳澤生吹葵(いぶき)さん(17)は「今の松本と未来の松本がつながる絵ができたらいい」。同マルシェの古田俊光実行委員長(53、城西1)は「若者や地域の人など、幅広い年代に美術の楽しさを知ってほしい。みんなで作品を作り、新しい街づくりを考える機会になれば」と話す。
昨年9月に続く同マルシェは午前10時~午後4時(一部ブースは異なる)。23日は信毎メディアガーデン(中央2)でも行う。