安曇野出身・増井さん初リサイタル 2月22日松本市音文ホール 地元でサックスの魅力を

安曇野市穂高有明出身のサックス奏者、増井一喜さん(24、東京都)は22日、初のリサイタルを松本市音楽文化ホールで開く。「地元の人たちにサクソフォンの良さを知ってほしい」と企画。塩尻市を拠点に活動するピアニスト佐藤茜さんが伴奏を務め、ゲストの若手トランペット奏者・黒﨑颯(はやて)さん(横浜市出身)との共演もある。
増井さんは穂高西中学校の部活でサックスを始めた。同校に教えに来ていたプロサックス奏者の林田和之さんに「将来はプロに」と勧められ、尚美学園大(埼玉県)の音楽表現学科に特待生として入学。2022年、首席で卒業した。現在は東京を拠点に演奏活動と音楽教室の講師などをしている。
「サクソフォンは『管』を通して人間の声を伝えられる楽器。音色の幅が広い」と魅力を話す。
当日は、グラズノフの「サクソフォン協奏曲」や、トマジの「バラード」などをアルトサックスで披露。伴奏の佐藤さんは「誠実で、向上心を持って音楽や人に向き合う人。プログラムも若者らしいチャレンジングな曲」と応援する。
ゲストの黒﨑さんは、増井さんの大学の後輩。増井さんのソプラノサックスと共にショスタコービッチの「5つの小品」を演奏する。
午後2時開演。一般2千円。高校生以下千円。当日券は各500円増し。同ホールTEL0263・47・2004。問い合わせは増井さんへメールで(kzkmsi32@gmail.com)。