
松本市立博物館(大手3)で2月16日、3月3日まで開催中の特別展「春を待つ涅槃(ねはん)図」に合わせ、ヨガ体験が開かれた。同展は、釈迦(しゃか)が入滅した時の様子を描いた市内にある涅槃図ほかを展示。体験は、釈迦は瞑想(めいそう)を続けて悟りを開いたことなどに関連し、「東洋の神秘ヨガ~陰陽の世界を体験しよう~」と題して企画した。
午前10時からの回は5人が参加。ヨガインストラクター佐藤里香さん(45、塩尻市)を講師に、大きな窓に面した2階の一角にヨガマットを敷き、あおむけに寝たり四つんばいになったりし、自然な呼吸を繰り返しながら自分の体に意識を向けた。
楽な姿勢で瞑想する場面では、「頭に何かが浮かんでも優しく受け入れ、また呼吸に意識を戻して」などのアドバイスを受けた。松本市の20代女性は「気持ちが良く、リラックスできた」。
博物館の新たな活用の一環で、同館指定管理者のフクシ・エンタープライズ(東京)が企画した。2月21日午後5、6時にも開く。参加費500円、各回先着10人。申し込みは同館TEL0263・32・0133