総合学習で製作 梓川小児童がSF映画上映 2月22日まつもと市民芸術館

松本市の梓川小学校6年4組(37人)は2月22日、総合学習の時間に製作した映画「八面大王の逆襲~STARDIVER0・1~」をまつもと市民芸術館(深志3)で上映する。他クラスや教諭らの力も借りた群像劇で、戦闘シーンやVFX(視覚効果)を活用した迫力のある展開が見どころという。
9カ月かけて完成した59分間の映画は、梓川小が舞台のSFアクション。「新八面大王」を名乗る宇宙人が、歴史を変えようと図書館の本を燃やすなどの攻撃を仕かけるが、書の精霊や安曇野の民話に登場する「八面大王」、児童らが協力して立ち向かい、守るストーリーだ。
脚本は担任の麻和正志教諭(59)が手がけた。内容は「もし八面大王が復活したらどうする?」という問いかけからスタートし、「超能力を使って敵を倒す」「空を飛びたい」といった児童の発想や、地域の歴史や文化を織り交ぜて仕上げた。
照明や音響などの裏方と役を1人一つずつ担当し、「想像以上に大迫力の良い映画ができた」と児童たち。監督の細田歩さん(12)は「アクションシーンは大変だったけどこだわった。ぜひ注目してほしい」、プロデューサーの伊藤渉さん(12)は「楽しい、面白いと言ってもらえる上映会になれば」と期待する。
午後1時半開演。入場無料。問い合わせは同校(麻和教諭)TEL0263・78・2035