
松本市の清水中学校3年生(114人)が、市食生活改善推進協議会の指導で、おやき作りを体験している。技術・家庭科の「郷土食を伝える」授業で取り組み、生徒たちはクラスごとに26日まで5日間に分けて行っている。
2月17日は1組が体験した。最初に会員の三好美恵さん(75、県)が、あんこと甘みそをからめたナスの2種類の作り方を手際よく楽しそうに実演。生徒たちは4グループに分かれて、会員の指導の下、50分の授業で作って食べて片付けるまでを協力して進めた。
おやきはフライパンで蒸し焼きにするやり方で、出来上がった熱々を頬張ると「うん、おいしい」と笑顔。廣田悠人さん(15)は「思ったより簡単に作れておいしかった。みんなで作って楽しい思い出になった」。三好さんは「料理は楽しいが一番。将来、県外に行っても、自分で好きな具で作って食べてほしい」と話した。
おやき作りはコロナ禍で途絶えていたが、学校が同協議会に依頼して再開した。