
安曇野市と木曽町を拠点に、長く生花・ドライフラワーのアレンジメント教室を開いてきた工房花(同市三郷温)が2月21日、「ギャラリー工房花」として再出発した。オーナーでフラワーデザイナーの黒木幸子さん(78)の自宅に併設し、昨年末に閉めた教室スペースの有効活用が目的。24日まで、こけら落としの作品展を開いている。
ギャラリーは約40平方メートル。当面は、知人らに声をかけながら、衣類を中心に工芸関係などの作品の展示を計画している。夫の一男さん(76)とカフェ営業もしたい考えで、準備を進める。
黒木さんは1991(平成3)年、アレンジメント教室を開設。ピーク時は10教室あり300人以上が通っていたが、最近は60人ほどに。木曽の教室までの車移動も大変なため、教室を閉じることにした。
ギャラリーの第1弾は、古布や着物のリメークの川瀬一江さん(87、長和町)と、こけ玉、こけテラリウムを制作する鷲澤久さん(55、安曇野市穂高)の作品展。黒木さんが作品のファンだった川瀬さんと、知人の鷲澤さんに出展を依頼した。
川瀬さんは、大漁旗で作ったチュニック、花嫁のれんで作ったワンピースなど40~50点。鷲澤さんは、アイビーやワイヤプランツを組み合わせたこけ玉、ガラス容器に植えたテラリウム約30点を並べている。
黒木さんは「これからいろいろな作品展を企画したい。ぜひ見に来てほしい」と話す。
午前10時半~午後6時。不定休。TEL0263・77・3346