松本風沢舎 鶏肉使ったドレッシング「トリドレ」販売開始

鶏卵を生産・販売する風沢舎(松本市神林)は、こだわりの飼料で育てた鶏肉を使ったご飯に合うドレッシング「トリドレ」を商品化し、今月から販売を始めた。
粗めのミンチにしたもも肉は、かみ応えがある。しょうゆベースの味付けにニンニクやショウガの風味、隠し味に県産リンゴのほのかな甘みも加えた。鶏のうまみが凝縮され、白米のほか野菜や豆腐、パスタにも合う。180グラム630円。
販売するブランド卵「ノニタマゴ」を産む産卵鶏は、ハーブとして使われるノニを与えられて育つ。林檎(りんご)園ポートリー(同)が生産、風沢舎が販売してきた。ただ、鶏は約600日で卵が産めなくなる。食肉業者に引き取ってもらっていたが、せっかく育てた鶏を自社で活用したいと試行錯誤し、商品化にこぎ着けた。
トリドレ第1弾は、リンゴを活用。今後も県産の農産物を取り入れて商品開発をする方針だ。両社代表の三島将揮さん(37)は「子どもから大人まで食べやすい味。食感やうまみを楽しんでほしい」としている。
現在はECサイトで販売中。今後はアルプス市場(同市寿白瀬渕)や清流の里(同市梓川倭)などでも扱う予定だ。℡0263・86・0158