
「アナログ×デジタル×物体」でオリジナリティーが高い絵を制作する、塩尻市広丘吉田の小松秀幸さん(74)の個展「Sky(スカイ)Door(ドア)」が2月23日まで、松本市蟻ケ崎3の深志教育会館で開かれている。自身の感覚を視覚化した作品「グラフィクス絵画」23点を展示している。
水彩絵の具やパステルで描いた原画をスキャンしてデータ化し、色や線などを調整。さらに、出力したデータに糸や布、花びらなどを貼り付けることで立体感が増し、絵の雰囲気がよりはっきりする。
趣味のジャズを表現した1枚は、うねるような動きの空間から、メロディーが聞こえてきそう。月夜に照らされた幻想的なユリなど風景画も。
小松さんは松本深志高校の卒業生。デザイナーとして働き、68歳で作家活動を始めた。「わくわくして楽しんでもらえたら」と小松さん。入場無料。開場午前10時~午後4時(23日は2時)。