ひな飾り3000体余 地元家庭から寄付され立山プリンスホテルロビーに 交流と幸せ願い

大町温泉郷(大町市平)の立山プリンスホテルのロビーが、3千体余のひな人形・飾りで彩られている。地域の活性化に向け、本年度から取り組むロビー演出の一環。各家庭で眠っていたひな人形を募り、通路の両側やロビーの奥まで段飾りを中心に所狭しと並べ、圧倒的なスケール感で訪れる人を魅了している。4月3日まで展示し、宿泊客以外も鑑賞できる。
「紅蓮(ぐれん)の立山雛(ひな)飾り」と題したロビー展示イベント。MGプレス紙面などで呼びかけ、大北地域のほか安曇野、松本、塩尻市からも寄せられたひな人形を、従業員総出で飾り付けた。
玄関から入ると、両サイドに段飾りがずらり。その奥には数々の人形を集め、LEDライトをあしらった4メートル近い大迫力の「タワー」がお目見えする。
地域の人と交流を深めることや、「多くの人に『さんぜんと』幸せが降り注ぐように」との願いを込め、3千体を目標に寄付を呼びかけた。担当者の一人、松尾瑞希さんは「予想以上の反応があり、たくさん譲っていただきありがたかった」と感謝する。
鑑賞時間は午前11時~午後5時。ホテルは4月11日まで、1泊3食付きなどの「県民感謝プラン」も展開している。問い合わせは同ホテルTEL0261・22・5131