
松本市島立の大信州酒造の酒蔵見学や酒かすを用いたせっけん作りなどを通じ、親子で発酵の不思議に触れるイベント「発酵とあそぼ」が3月29日、同酒造で開かれる。3回目の今年は地元に加えて全国から参加者を募り、発酵食や腸活、免疫との関わりなどについて話す交流の時間も設けるなどスケールアップした。
イベントは「菌活アドバイザー」として活動する看護師の古田光代さん(42、山形村=写真左)が、子どもの春休み中に企画。
古田さんは子どものアトピーに悩んだ経験があり、日本古来から受け継がれる発酵食や、人間の免疫システムに欠かせない常在菌の大切さを学び、発信している。その中で大信州の酒造りの精神や味にほれ込み、親子で学べる催しを開いてきた。
当日は菌や発酵に触れる体験として、一般に公開していない酒蔵の見学、パン作り、酒かすのせっけん作りをする。花粉症のシーズンに合わせ、古田さんの講話「菌とアレルギー」のほか、弁当を食べながらの交流会も予定する。
蔵はちょうど酒造りの真っ最中。「洗米から酒搾りまで、すべての工程が見られる貴重な機会。菌の働きでできる日本酒の神秘と歴史に触れ、地元をもっと好きになってもらえたら」と大信州酒造総務部の柏原章伸さん=写真右。
午前10時~午後2時。参加費は中学生以上3500円、小学生2千円(いずれも弁当付き)、未就学児無料。定員15組。申し込み、問い合わせはインスタグラム(「みつよ菌活」で検索)から。LINEグループで事前の交流や情報収集もできる。問い合わせは古田さんTEL090・5204・8262