障がい者など支援する「夢の実」の原さん夫妻 3月8、9日安曇野で運営資金集める展示会

安曇野市で障がい児・者の就労支援や生活介護をするNPO法人「夢の実」副理事長の原孝雄さん(67、穂高)、千賀子さん(67)夫妻は3月8、9日、作品などを展示販売する「のほほん展」を、千賀子さんが営む「カフェNOHOHON」(同)で開く。同NPOが営む施設の運営資金の足しになればと企画。手作り品やイラストなどを並べる。
「夢の実」は、生活介護事業所「プラコ」(同)と就労継続B型事業所「かなで」(豊科)を運営。資金源の国の報酬費は決まった額ではなく、時間ごとの利用者数に応じて算出されるため、利用者が休むと減り、経営は厳しいという。
このため、娘が同NPOの施設を利用する原さん夫妻は「手をこまねいているばかりではだめ。少しでも動こう」と、作品の展示販売を企画。元美術教諭の孝雄さんは水彩で猫や魚、木々などを描いた小作品を並べる。千賀子さんは、ジーンズを利用したり、新しいデニム生地を組み合わせたりしたバッグや古布を使って縫った人形など。支援者が作った小物も出す。
同NPO職員で、SNSでイラストを発表している丸山野々華さんは水彩、パステルなどの原画6点とポストカード。保護者が寄せた未使用品を含む古着や、利用者が作った食用油吸収材、クッキーも並べる。
両日とも午前11時~午後3時。店は穗高神社近く。千賀子さん℡090・5829・1382