性被害のない社会へ 松本で3月8日・安曇野で10日から催し

松本市や安曇野市などの市民有志でつくる「性被害をなくす会~まつもと」は、「クロースラインin信州2025」を松本市の中町・蔵シック館で国際女性デーの8日、安曇野市役所では10~28日に行う。ミニコンサートもある。
クロースラインは、来場者が「あなた、もしくはあなたの身近でセクハラ・性被害がありましたか?それはどのようなものでしたか?」といった質問に対する答えを紙に記入し、ひも(物干しロープ=クロースライン)に掲示する参加型アートプロジェクト。
松本会場は午前10時~午後5時。感情、ケア、フェミニズムの研究者で、早稲田大非常勤講師の冷君暁(れいくんしょう)さんのビデオメッセージを上映する。シンガー・ソングライターの葦木(あしき)啓夏(ひろか)さん(39、安曇野市)、演奏家で音楽教室を開く笠原芳子さん(同)のミニコンサートは1時と3時から。
安曇野会場は午前9時~午後5時。葦木さん、笠原さんらの演奏は24日午後5時(予定)。
「性被害─」メンバーの葦木さんは「性差別、性暴力、ハラスメントなどの聞こえない声を可視化し、アート作品として展示する。匿名性があり、言えなかったことが言える場。性暴力などをなくしたいと思っている人はぜひ参加し、思いを深めてもらえれば」と呼びかける。
問い合わせはメール(flowerdemomtmt@gmail.com)で。