
松本市は、部活動の地域移行に伴う地域クラブの指導者のための研修会を市内で開いている。県内のプロスポーツチームの監督や指導者が講師に名を連ね、コンプライアンス(法令順守)などに関する講義や、技術指導の助言をしている。
3月2日はセキスイハイム松本スタジアム(市野球場)で開き、BCリーグ信濃グランセローズの柳沢裕一監督(53、松本市出身)が講師を務めた。野球や卓球、陸上、ラグビー、剣道などさまざまな競技の指導者約20人が参加した。
柳沢監督は会議室で講義をし、屋内練習場ではストレッチのやり方から野球の技術まで、参加者の質問に答えながら丁寧に教えた。オリックス時代にチームメートだったイチローさんのストレッチ方法を紹介するなど、選手、指導者、監督として得た知識や経験などを時間が許す限り伝えた。
市は2026年度末までに、中学校の全ての部活動を地域クラブに移行させる計画。研修会は、市内のスポーツクラブや団体に関わっていれば、中学年代以外の指導者も受講できる。
16日はバスケットボールBリーグ・信州ブレイブウォリアーズの渡辺智之アカデミー運営部長(申し込み12日まで)、21日はサッカーJ3松本山雅FCの鐡戸裕史育成部長(同18日まで)が講師を務め、エア・ウォーターアリーナ松本(市総合体育館)で開く。
受講無料。申し込み、問い合わせは市スポーツ事業推進課TEL0263・45・9511