「夢農場」草木で壁飾り 3月18日まで従業員の水野さん作品展

安曇野市穂高有明のギャラリーぬく森は3月18日まで、初の「夢農場リース展」を開いている。池田町陸郷のラベンダーガーデン「夢農場」のスタッフ、水野道子さん(48)が、農場付近の草木を生かして作った自然味のあるリースやスワッグ(花や葉を束ねた壁飾り)など約60点を展示。農場の桜にちなんだ雑貨などもある。
水野さんのリースは、丸形にこだわらず、近くの山で採取したフジやアケビのつるなどの自然な曲がりを生かして土台を作っているのが特徴。キウイのつるを使った作品もある。
土台の上にはクリスマスローズ、ユーカリの葉、バラなど、農場内の植物をドライフラワーにしてあしらった。
欧州で春の花とされるミモザ(フサアカシア)の生花を使った作品もあり、「春の黄色い花は、使う自分もうきうきしてくる」と水野さん。その傍らには、山桜で知られる同農場が月末オープンする売店を先取りするように、桜にちなんだ雑貨を置き、春の風情を醸し出している。
水野さんの作品は、同町内では時折展示しているが、町外では数少ない。今回は、ぬく森オーナーの伊藤妙子さんが熱望し、初の展示となった。伊藤さんは「安曇野の東にある夢農場の雰囲気を、西のこちらに運んでもらった気分」と喜ぶ。
午前10時~午後5時。木曜休み。ぬく森TEL0263・84・4133