田之上尚子さん作品展 3月29日まで中島書店毎年恒例で新作披露

塩尻市広丘高出の中島書店は、松本市出身で絵描きの田之上尚子さん(44、岐阜県多治見市)の作品展「出会う、物語展」を、3月29日まで開いている。毎年3月に新作を披露するおなじみの催しで、今回が6回目だ。
展示作品は10点。童話や音楽をモチーフにしており、ペン画に水彩で着彩している。ペローがまとめたヨーロッパ民話「長靴をはいた猫」をイメージした「TheEntertainer(ジ・エンターテイナー)」。バッハのカンカータを聴きながら描いた作品「祈り」は、人も動物も一緒の演奏会風景で、指揮者がチェンバロを弾いているなど、細部まで描き込まれている。
同書店の企画スタッフ佐藤美智子さんは「ファンタジックで癒やされる。ファンは毎年待ちわびています」。
販売品としてポストカード(1枚165円)の他、初めて小型トートバッグ(1760円)を製作。装画を担当した本「ある晴れた園庭で」(清水玲子著、かもがわ出版・1760円)も扱っている。
午前9時~午後7時。同書TEL0263・54・3968