算数・数学への興味広げる催し 塩尻市が数検絡め企画

塩尻市は3月1日、市内の小学生を対象に、算数や数学への興味・関心を持つきっかけにつなげる催しを、塩尻西小学校で開いた。算数・数学検定(実用数学技能検定)の受検と、科学や技術、工学、芸術、数学に関連した楽しい実験や体験を、同じ日に企画した。
市が志願者を募集した同検定は児童51人が挑んだ。受検後に「わくわく実験体験祭り」会場の同校体育館に移動し、小型無人機ドローンの動きをプログラミングして飛ばすなど、四つの体験に挑戦した。
光と偏光板の性質を利用した「虹色キラキラカップづくり」は、底に空けた穴に偏光板を固定した二つの紙コップを重ね、回しながらのぞくと万華鏡のように模様や色が楽しめた。広丘小4年の長﨑千織さんは「工作も理科も学べて楽しかった」と笑顔だった。
催しは昨年度に続き2回目。小学2、3年生の子ども2人と参加した桃井あゆみさん(41)は「頑張った後に楽しみがあることで、子どもの検定への挑戦意欲が高まる。試験の場慣れにも役立つのでは」と歓迎していた。