
生坂村の生坂小学校4年生14人は、総合的な学習の時間を使い、同校敷地内に竹製の小屋「みんなの竹の家」を製作中で、間もなく完成する。3月13日に完成パーティーを開く予定だ。
小屋の大きさは3メートル四方。床や壁など全て竹を使い、シュロ縄やビスで組み立てた。事前にストローや画用紙で模型を作り、製作に取りかかった。
壁を全て竹にすると部屋が真っ暗になってしまうため、採光用の窓を付けたり、屋根が平らだと雪が積もる可能性があるので、斜めにしたりするなど、児童がアイデアを出し合った。
同村には多くの竹林があり、身近な存在の竹を活用しようと考え、4月から取り組んでいる。材料は、クラスの児童の祖父が所有する竹林で、子どもたちがのこぎりで伐採した。1年時に竹を使った小さな小屋作りをしたが、「もっとみんなが楽しめる小屋を作りたい」と再挑戦した。
井筒啓斗さん(10)は「1人では絶対にできないもの作り体験がとても楽しい」と笑顔。完成パーティーでは、小屋内で給食を食べる予定という。齊藤麻由さん(10)は「外で食べるご飯はおいしいからみんなで食べるのが楽しみ。他学年の友達にも使ってほしい」と話している。