松本で深志高「志音会」演奏会 現役・卒業生約120人が出演

松本深志高校(松本市)音楽部の卒業生と現役生徒らでつくる「志音会」は3月16日、17回目の定期演奏会をまつもと市民芸術館(同市深志3)で開く。同会のオーケストラと合唱団の約120人が出演する。
合唱団とオーケストラが共演するブラームスの大作「ドイツ・レクイエム」は、複雑なハーモニーが重なり合う荘厳な曲で、アマチュア演奏家の目標となる作品という。指揮者の横島勝人さん(神奈川県)、バリトンの山下浩司さんとソプラノの岩崎香さんが客演。オーケストラはベートーベンの「エグモント序曲」も演奏する。
同会は1952(昭和27)年結成。定期演奏会のほか、同校の創立130周年(2006年)や140周年、会の創立70周年(23年)などで記念演奏会を開いてきた。
長年同会を指導する横島さんは「向上心が高いメンバーのエネルギーを、ステージから発信できれば」。杉山敦会長(70、松本市)は「災害や戦争など、皆がそれぞれに思いを寄せながらレクイエムを演奏したい」と話す。
午後2時開演。全席自由で1500円。問い合わせは杉山会長TEL090・1030・0874