
上松町小川の関西電力木曽水力センター内「かんでんギャラリー」で、大桑村長野の下垣外けい子さん(93)による「リサイクル作品」展が開かれている。段ボールや牛乳パックなど本来の役目を終えた物を材料に作った実用品など約120点が並ぶ。3月27日まで。
作品はすべて下垣外さんが考案。大小の物入れはスーパーなどでもらった段ボールを切って組み立て、引き出しに包装紙や古布などを貼って仕上げた。壁掛け式の状差しは上を広くして手紙を取り出しやすくしたり、背面にメモを入れられるようにしたり。ペン立て付きのメモ帳入れには写真を飾った。
段ボールの物入れの引き出しを、スムーズに引き出せるように作るのが最も難しいという。ハマグリの殻で作ったひな人形や、余った布で作ったつるしびななど春らしい作品も。
下垣外さんは趣味で50年ほど前からリボンフラワーや折り鶴などを作る。リサイクル作品は「捨てる物を活用して何か作れないか」と10年ほど前に始め、「イメージしたものが出来上がった時がすごくうれしい」。来場者に無料で配る作品もある。
開場午前9時~午後5時。土・日曜と祝日は休館だが15、23日は開館(午後3時半まで)する。同センターTEL0264・52・4681