ブドウ栽培映像で学ぶ JA松本ハイランド青年部山辺支部が山辺小にDVD寄贈

松本市のJA松本ハイランド青年部山辺支部(佐々木雅実支部長)が、ブドウ栽培の一連の作業などを映像でまとめたDVD「ブドウができるまで」(20分)を制作し、3月4日、地元の山辺小学校に1枚寄贈した。本年度、授業でデラウェア作りに挑戦した6年生(99人)が、活動の振り返りを兼ねて観賞した。
DVDは、冬の剪定(せんてい)から収穫までを網羅した内容で、生産者がインタビューに答えながら丁寧に解説。ブドウ集荷場や市公設地方卸売市場の様子も紹介し、ブドウがどのようにして食卓に届くのかも伝えている。取材や編集でテレビ松本ケーブルビジョン(里山辺)が協力した。
観賞した赤羽航さん(12)は、「作ったブドウがどうなったのかを知ることができて勉強になった。剪定など、授業で体験しなかった作業がまだまだあって、ブドウ作りの大変さが分かった」と話した。
DVDは、地元小中学生の農業学習に生かすほか、新規就農者の教材としても活用していく予定。黒澤真一郎副支部長(44、里山辺)は「山辺のデラウェアはすごく手を入れて育てることで、ブランド力を保っている。もの作りへの姿勢や思いも感じてもらえたら」と話した。