
本格的なディスクオルゴールによるコンサートが20日、松本市安曇のカフェ「桜ノ木」で開かれる。古今東西の22曲のプログラムの中には、この季節らしい曲も。山あいの梓川のほとりで、春を感じられそうだ。
同様のコンサートを昨年12月に初開催した。大人ほどの高さがあるオルゴールが、ログハウスの中で響かせる音は格別。「オルゴールのイメージを覆されたと感じるお客さんが多かった」と店主の肥沼司さん(54)。2回目を今春開くことになった。
今回は「さくらさくら」や「早春賦」、映画音楽、クラシックの名曲が演奏される。
そのうち「故郷(ふるさと)」、ビバルディの「四季」の「春」、「美しく青きドナウ」、「カノン」の4曲は、編曲などが異なるバージョンを聴き比べる。メーカーのフジゲンの担当者、胡桃澤紀彦さん(51)は「くつろいだ雰囲気で、オルゴールの世界をより知ってもらいたい」と話す。
また、同店では19日から、8種類のオルゴールで県歌を聴き比べる企画「THE(ザ)信濃の国」を始める。機構や編曲の違いで大きく変わる響きをじっくり味わえる。
20日は午前11時半からと午後1時45分からの2回公演。入場無料(ワンドリンクオーダー制)。要予約。桜ノ木TEL0263・31・3424