参加者多様 大町市平公民館でボッチャ交流会

大北・安曇野地域を拠点に中高年男性の居場所や生きがいづくりに取り組む「ゆるBASE(ベース)ALP(アルプ)おっさんの会」などは3月8日、「大北・中信地区ボッチャ交流会」を大町市平公民館で開いた。地域のチームに試合の機会を増やすのと、技術の向上や交流を目的に初開催。小学生から高齢者まで、年齢や性別、障がいの有無を超えて熱戦を繰り広げた。
ボッチャは、ボールを投げたり転がしたりしてどれだけ目標球に近づけるかを競うスポーツ。同会の他、小学校や障がい者の共同作業所など5団体から14チーム、約50人が参加。3、4チームずつのリーグ戦の後、各1位で決勝トーナメントを行い、明南小学校(安曇野市)MMHが優勝した。
目標球の間近にボールを近づける好プレーが出ると、敵味方関係なく「ナイスショット!」とたたえ合う姿も見られた。学校のクラブ活動で取り組む明南小6年の藤井颯音(はやと)さん(12)は「初対戦する人の実力を知り、自分ももっとうまくなりたいと刺激を受けた」。
大町南小(大町市)6年生有志で構成する大町南小ボッチャーズにとっては、小学生最後の大会。両校の保護者チームも参戦し、親と子世代の対戦もあった。
次回は秋に開催を予定し、同会代表の向井均さん(68)は「保護者が子どもの姿に刺激を受け、チームをつくって参加してくれるなど、広がりも見られてうれしい」と話した。