
松本市神林公民館で子ども食堂「ヒッポポ食堂」を開催している小山深雪さん(48、神林)は3月25日、「コミュニティカフェヒッポポ」を同市笹賀にオープンする。赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代が憩う場を目指している。
3年前から多世代が交流するカフェバーを開きたかったという小山さん。当時は次男が園児だったこともあり、子どもと一緒に関われる子ども食堂を月1回、同公民館で始めた。
地域に住む子どもや保護者らを支える中、学校へ通えない子や給食が食べられない子、会食ができない子がいることを知った。参加者から相談されることもあり、悩みを打ち明けて表情が明るくなった母親、子どもたちの元気な姿を見るうちに開催日を増やしたいと思うように。縁があって古民家に巡り合い、開業にこぎ着けた。
長男を一人で育てた時期を経験したことから、「育児の悩みは、人々が集まることで共感が生まれ解消される場合もある。まずは外に出てほしい」と、カフェに授乳スペースやおむつ交換台を用意。離乳食の持ち込みも可にした。
カフェの営業は午前10時半~午後2時(ランチは11時~)。キッズメニューもある。日・月曜と祝日休み。午後6時半~10時半はカフェバーになる(金・土曜のみ、月~木曜は予約制)。
4月1日からは火~木曜のカフェの営業後、小中学生対象のフリースクールも行う。小山さんが責任者で、利用料は1回500円(その他経費で月千円)。子ども食堂は第2、4金曜午後3時半~5時半(公民館での食堂も継続)。ボランティアスタッフを募集中。
インスタグラム=こちらから。問い合わせは小山さんTE0263・L84・8871