
安曇野市の豊科郷土博物館で9日、昭和時代と現在のカレーを食べ比べる体験会が開かれた。参加した約20人が「懐かしい」「辛い」などと口にしながら味の違いを楽しんだ。
同館で開催中の春季企画展「食卓の風景食と家族の80年」(5月18日まで)の関連企画。昭和30~40年代の「ちくわカレー」と、肉やリンゴ、多種類のスパイス、ココナッツミルクなどを煮込んだ「マッサマンカレー」が用意された。
山口正道さん(65、松川村)は「ちくわカレーにソースをかけたら、素朴な昭和の味になり感動した。マッサマンカレーはスパイスが利いていておいしい」。展示を解説した同館学芸員の宮本尚子さん(53)は「五感を使い、昔と今を感じてもらえれば」。
次回の食文化体験「うちのうす焼き」は、4月13日午前10時と午後2時。各回先着20人。無料(入館料大人100円は別途)。参加申し込み同館℡0263・72・5672