
池田町交流センターかえで(池田)の運営をサポートする「かえでの会」は3月20日、本をテーマに毎月催している集い「ぶっくかふぇいけだ」の特別企画「池田の民話」を同センターで開く。安曇野市や北安曇郡の会員有志でつくる「安曇野児童文学会」が1991年に出した書籍「池田の民話」から3話を輪読。同文学会会員の話なども聞く。
集いは2020年から毎月第3木曜に開催。参加者が推薦本を紹介し合うスタイルで、話題に上った本は、「おすすめの1冊」という冊子にまとめ、町図書館などに置いている。
特別企画は今回が初めて。昨秋、常連参加者の提案で決まった。今回は例会日が祝日のため、幅広い地域や年齢層の来場を期待する。
集いは午後1時半~3時半ごろで、「長福寺の和尚さん」「如意輪観音」「登波離(とはり)おとし」を読む。同文学会会員の一人、板倉洋子さんは「30年以上前に出した本に関心を持ってもらえるとは」と喜び、会員5人ほどが参加を予定する。
毎月の集いに顔を出すことが多い北原由美子さん(池田)は「地元にいても知らない話がある。こうした機会に後世につないでいければ」と期待する。
予約不要。町外を含め、誰でも参加できる。参加費300円(茶菓子付き)。かえでTEL0261・62・2058