SSH指定の松商学園高が学習成果発表会

理数系教育などに重点を置く「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」に本年度から指定された松商学園高校(松本市)は3月10日、普通課の特進、文理コースの1、2年生約420人による学習成果発表を行った。
生徒たちは主に総合学習の時間を使い、興味、関心のある約90のテーマを個人やグループで調べた。
2年の三澤亜珠香さん(17)は、運動部所属や運動経験のある4人で「音楽がスポーツに及ぼす影響」を調査。友人らの協力を得て、音楽を聴く前後の運動記録を比較した。
1年の井田琥珀さん(16)ら2人は、県内高校の制服導入率の少なさに着目し、制服の歴史や機能性、デザインなどについて調べた。
県内のSSHは4校で、中信地区は同校のみ。文理コース2年の藤田倖歩(ゆきほ)さん(17)は「研究や実験などに基づくさまざまな発表を聞き、自分が知らなかった知識や情報を学べた」と話した。