塩尻の作家・よしむらめぐさん 地元モデルに新作絵本出版

塩尻市贄川に住む絵本作家よしむらめぐさん(51)が、初めて文も書いた「さくらとゆき」(白泉社)を出版した。地元を舞台のモデルに、空気感を大切に描いたという。「地元の人に読んでもらいたい」とよしむらさん。22日には、興文堂平田店(松本市平田東2)で読み聞かせとサイン会が開かれる。
よしむらさんは、「魔女の宅急便」で知られる角野栄子さんの絵本シリーズなどで絵を担当している。
一昨年12月に東京から贄川に移住。昨年、4月になっても雪が残る里山を目の当たりにし、桜の精霊と雪の精霊が出会いを心待ちにして季節の変わり目を迎えるという今回の物語を着想した。
出版は今年2月。移住後の生活を楽しんでいるというよしむらさんは、「普段の暮らしで見える景色を描いた」という。
今作で初めて絵も文も担当した。読み聞かせもサイン会も初めてで、「たくさんの人に来てほしい」と話す。
22日は、読み聞かせが午後1時半からで参加無料(予約不要)。サイン会は午後2時からで、同店で同書(1540円)を購入した人が参加できる。定員30人。同店TEL0263・58・0323