
NPO法人松本CINEMAセレクト(事務局・山形村)は3月23日、東日本大震災の被災地、宮城県石巻市大川地区を舞台にした映画「春をかさねて」と「あなたの瞳に話せたら」を、まつもと市民芸術館(松本市深志3)で自主上映する。二本立てで、上映後に佐藤そのみ監督のトークイベントがある。
佐藤監督は石巻市出身。中学生の時に被災し、8年後に今回の2作品を制作した。
「春をかさねて」(45分)は大川地区を舞台に、震災で妹を失った女子中学生2人の心の揺れを描いた作品。「あなたの瞳に話せたら」(29分)は、児童74人、教職員10人が犠牲となった大川小学校で、友人や家族を亡くした当時の子どもたちが出演するドキュメンタリー。故人に宛てた手紙を朗読するシーンなどで構成し、東京ドキュメンタリー映画祭2020の短編部門で「準グランプリ」「観客賞」を受賞した。
午後1時開演。前売り、大学生以下の学生1400円、当日1800円。チケットはシネマセレクトホームページから。問い合わせはシネマセレクTEL0263・98・4928