地元の風景など多彩に フォト写遊人作品展「生きる時の流れ」

松本市の写真家、小笠原光彦さん(80、梓川倭=右から2人目)が主宰する写真教室「信州写真アカデミー・フォト写遊人」は3月26~30日、作品展「生きる時の流れ」を市梓川アカデミア館(梓川倭)で開く。小笠原さんと受講生28人が撮影した風景や人物、建造物など74点を展示する。
「生きる」をテーマに2007年から毎年開き19回目。大原哲郎さん(77、安曇野市豊科)の「晩秋の調べ」は、大町市の高瀬渓谷沿いの紅葉に囲まれた小さな滝を撮った作品だ。
雪一色の美ケ原高原で幻想的にたたずむカラマツの木を写した横林幸子さん(81、松本市中山)の「雪原の揺らぎ」、春の梓川ふるさと公園で散ったばかりのかれんな桜を望遠レンズで収めた宮澤一生さん(74、安曇野市三郷明盛)の「なごり花」など、個性あふれる作品が並ぶ。コンテスト受賞作品15点もある。
小笠原さんは戦没者を祭っている大和神社(梓川倭)をセピア調で表現した「滅するかも!の社」など4点を出展した。「森羅万象の『世界とその美』を自分の心象風景で描いた多彩な作品。多くの人に楽しんでほしい」
午前10時~午後5時(最終日は4時)。入場無料。小笠原さんTEL0263・78・3113