大正琴赤穂教室が45周年記念演奏会で能登支援

松本平で活動する琴伝流大正琴赤穂教室(赤穂富子代表、60人)は4月5日、「45周年記念能登支援チャリテイーコンサート」を松本市音楽文化ホールで開く。入場料から経費を除いた全額を、能登半島地震の被災地へ寄付する。
上級者のクラスと講師の5団体20人が出演。美空ひばりさんや中島みゆきさんらの昭和から近年までのヒット曲、映画やラテン音楽など計20曲をアンサンブルで披露する。
同教室出身で、東海本部(名古屋市)の講師を11年勤めた後、Uターンして25年教えている高山みきさん(54、同市島内)が指導する「サン・フラワー」は、島内に住む20、30代の6人が所属。小学生の頃から共に学んできた仲間で、「ダンシング・ヒーロー」など明るくテンポの速い曲などを演奏する。
阿部智絵さん(29)、大原瑞稀さん(30)は「長年続けられたのは、みんな幼なじみで教室に行くことが楽しいから。楽譜が数字なのも読みやすい」と話す。
同教室は昭和60年代の最盛期に約1400人の受講生がいたが、徐々に減少。学校で和楽器を用いた学習が必修になってから、教育現場での指導は増えているという。
赤穂代表は「現代に合うように進化している美しい音色を、多くの人に楽しんでほしい」と呼びかける。
午後1時開演。入場料千円、中学生以下無料。問い合わせは琴伝流大正琴全国普及会TEL0265・81・7500