【亜矢子先生に聞いてみよう!】#49 きょうだいで宿題騒がしい

Q リビングのテーブルできょうだい3人一緒に宿題をさせていますが、集中せず騒がしくなることも…。
(小学2、3、5年の母)

つい立てでmy学習空間をつくる

A みんなに目が届くような状態で学習場所を確保しようとするお母さんの考え、とってもいいですね!幼いきょうだいたちが同じ机で宿題をすると、大人の目が全員に届きますし、お互いに様子を見ながら帰宅後の習慣が身に付いていく気がします。
お悩みは集中力の面で、他の子が気になってしまうことですね。すごくシンプルな方法がありますよ!それは、my学習空間をつくること!段ボールでも100円ショップで買ったものでもいいので、つい立てを作ってください。お互いの姿が見えなくなる高さで、囲まれた空間をつくるのです。簡単にブックスタンドを二つ合わせて組み立てられるようにしておけば、収納にも困らず必要な時にすぐ準備できます。
これがテーブルに設置されたら個人の時間スタート!の合図です。学年によって勉強時間の差があると思うので、終わった子は別の部屋へ、またはタイマーを用意して「これが鳴るまで自分の机に座っていよう」と約束し、宿題が終わったらタイマーが鳴るまでの待ち時間にできること(本を読んだり絵を描いたり)を用意しておきましょう。
作ったつい立てには、漢字など覚えたものを直接書いたり貼ったりして、自分仕様に変えても面白そう。注意点は、手元が暗くならないように、部屋の電灯の位置や電気スタンドなどのご配慮を。
家族は小さな「社会」です。きょうだいがお互いを尊重し、個々が置かれた状況や違いを理解しながら、工夫したり気遣ったりする学びを家庭内でできるのはすてきですね。共存しつつ自立できる、それぞれの家庭に合った方法を見つけてみてください!
(小島亜矢子 一般社団法人こどものみらい舎代表)