直して使い続ける意識を 衣類やかばん・靴の修理など 白馬のパタゴニア 3月29日職人ら集いイベント

米アウトドアアパレルメーカー・パタゴニア日本支社(横浜市)の直営店「パタゴニア白馬/アウトレット」(白馬村北城)は3月29日午前11時~午後6時、地元の修理業者や職人が集い、衣類やかばん、靴の修理や相談に応じる催しを同店で開く。修理して機能を回復させ、一つの物を長く使う意識を地域に根付かせようと企画した。
「LocalRepairSquare」と銘打ち、同村や大町市、松本市などの六つの業者や職人が参加。メーカーやブランドを問わず、衣類(セーターやニット製品含む)のほつれや破れ、穴開き、染め直し、靴やかばんの修理をする。ウインタースポーツ用レザーグローブだけは、手入れ無料、修理はHESTRA社製品に限る。料金は内容で異なる。軽微な場合は即時対応し、時間がかかる内容や、業者によっては後日渡しになる。
パタゴニアは流行にとらわれないデザインの製品提供と、リペア(修理)を推進。同店は省資源・エネルギーの観点からも、不要な消費を抑え、楽しみながら長く大切に着用する行動を広めたいと、修理に対応できる身近な職人や業者を紹介、つながる機会を設ける。
同店では月に1度、衣類を中心に地元の業者が店頭でリペアを受け付けている。今回初めて、かばんや靴などにも拡大して開催する。
同店スタッフの渋谷里子さんは「品物をもう一度使える状態にできる職人が身近にいることを知り、直して使い続けることが日常に定着したらいい」と話す。イベントでは焼き菓子やコーヒー豆の販売もある。参加業者、職人の詳細は同店のインスタグラムから。同店℡0261・72・7570