
3月16日に閉店した松本市筑摩1のレストラン「シアトル」は、28日から店で使っていた食器や備品の販売会を開く。
同店は1996年に甕(もたい)真人さん、京子さん夫妻が同市城西2のこまくさ道路沿いに創業し、2018年に現在の場所に移転。種類豊富なピザやパスタが好評で約30年地域の人たちに親しまれてきた。
72歳という年齢もあり店を畳むことに決めた甕さんは、「せっかくなら皿などをお客さまに使ってほしい」と格安で提供することにした。パスタ用の大皿や取り皿、カップやグラスなどを100~2千円ほどで販売する。ほかにもテーブルや椅子、照明器具、飾っていた絵や雑貨など、さまざまな品を売る。
「シアトルをご利用いただいていたお客さまに、少しでも感謝を伝えたい。思い出の詰まった品を手にしてもらえたら」と甕さん。
販売は28日から1週間程度の予定。午前10時~午後3時。甕さん℡090・3905・3733