
安曇野市穂高のあづみ野コンサートホールは、開館25年となる6月8日を前に、二つの記念のコンサートを開く。4月13日のピアノ、バイオリン、チェロの「椿三重奏団」と、5月3日のピアニスト久元祐子さんのコンサート。経営する長谷川芳治さん(80)、孝子さん(80)夫妻は「これからも地域に素晴らしい音楽を届けたい」と話す。
ホールは、2000年開館。記念コンサートについて芳治さんは「久元さんとは02年から、椿三重奏団のピアニスト高橋多佳子さんとは03年からの付き合い。今まで縁を深めた人たちを大切にしようと、その中から2組をお願いした」。
同ホールを応援し、集客に力を貸す笠原正晴さん(76、松本市里山辺)は「県外から私の友人たちも聴きに来てくれるが、地元の人たちにもっとアピールができれば」。
椿三重奏団は、それぞれソロでも国際的に活動する高橋さん、バイオリニスト礒絵里子さん、チェリスト新倉瞳さんで構成。チャイコフスキーやブラームスなどの曲を演奏する。前売り4500円、高校生以下2500円。
久元さんは、自身が一昨年から始めたベートーベンのピアノソナタ全32曲に挑むシリーズの3回目。今回は第2、7、11、12番を披露する。前売り4千円、高校生以下2千円。
どちらも午後2時開演。当日券(一般)は各500円増し。同ホール℡0263・82・6419