ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者はざまさん 40周年記念コンサート 5月10日あづみ野コンサートホール

ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者として活動する松本市両島のはざまゆかさん(60)は5月10日、演奏活動40周年記念コンサートを、安曇野市穂高のあづみ野コンサートホールで開く。「究める思い、あふれて…」と題し、思い入れがあるピアノのソロ、連弾、鍵盤ハーモニカの曲をプログラムに入れ、披露する。
ピアノソロはシューベルト「セレナーデ」、連弾はフォーレ「パヴァーヌ」、鍵盤ハーモニカはハチャトゥリアン「剣の舞」など。連弾と伴奏は、鍵盤ハーモニカの曲を作・編曲し、共に活動してきたピアニスト吉田桂子さん(東京都)が務める。
自身初のピアノの仕事は、昭和音楽大短期大学部2年時の伴奏の録音。以来40年間演奏に携わり、「大変な時もあったけれど、いつも音楽があった。長く続けられたのは、多くの人との出会いに尽きる」。
大きな転機は、結婚30年を迎えた夫で声楽家の狭間壮さんとの出会い。「演奏家としてもっと音楽を学びたいと奮起させられた」。鍵盤ハーモニカは夫との活動の中で出合い、25年にわたり魅力を伝える。
はざまさんは「心に届くように演奏している。受け取った人が、ふと『あの音が、あの曲が良かったな』と思い出してもらえたら幸せ」と話す。
午後2時開演。チケットは前売り3千円(当日3500円)、高校生以下1500円。同ホール℡0263・82・6419

はざまさんと交流があるシネマコラムニストで、塩尻市の映画館「東(あずま)座」(大門四番町)を営む合木こずえさんは、公演を応援しようと4月5~25日、プログラムの一曲「パヴァーヌ」が劇中に入る映画「デュオ1/2のピアニスト」を同館で上映。観賞者の中から希望する5人に公演チケットを贈る。