「つけもの喫茶」たくあん漬けコンテスト 名人に堀島さん・玉井さん

松本市浅間温泉2のホテル玉之湯直営店「つけもの喫茶」は、各家庭のたくあん漬けを来店客が食べ比べて投票する人気コンテストを開いた。県内の50~80代の24人が計27点を出品。予選を通過した12点で決勝を行い、最多得票の堀島敬子さん(67、松川村=写真右)と玉井亜紀さん(池田町会染=写真左)を「名人」として表彰した。
今回で16回目。2月19日~3月2日に予選、3月5~15日に決勝を行った。来店客が1人2票まで好みの味に投票した。
堀島さんは、3年連続で優勝に当たる名人に。松本市内の実家の畑で育てた大根を、柿の皮を多めに入れて漬け、甘めで程よい歯応えに仕上げた。漬ける時期の気温や大根の出来は毎年一定ではないが、安定した味で今年も人気を集めた。「いろんな人に評価を頂けてありがたい」とコメントした。
玉井さんも過去の優勝経験者。主催者の勧めで久しぶりに出品し、高い評価を得た。安曇野市産の「牧大根」を数日干した後に漬け、パリパリとした食感が特長。乾燥させたナスの葉を交ぜ、風味を増している。母の味を大切に受け継ぎ、結果には「満足です」と笑顔を見せた。
名人に次ぐ「準名人」には笠原文子さん(松本市)、大島しげ子さん(飯島町)、中野みさをさん(安曇野市)、畑中智恵子さん(同)が選ばれた。