
池田町こども家庭センター「にこまる」が4月1日、町総合福祉センター「やすらぎの郷」(池田)内に開所した。親子で遊んだり集ったりでき、子どもの一時預かりも行う。育児に関する悩みや困り事の相談にも応じ、主に町民の出産や子育ての不安に対応する。
同センターの一角を改修して開き、愛称は公募した。おもちゃや遊具などを置く室内遊び場は、町外を含む0~3歳の子どもと保護者を対象に、平日午前8時半から午後5時まで利用できる。
子育ての経験がある集落支援員、保育士資格がある地域おこし協力隊員が在駐し、手遊びや触れ合い遊びなどのミニイベントを毎日行う予定。飲食スペースには、持参する離乳食の温めや保存に便利な電子レンジや冷蔵庫を置く。
隣の部屋は一時保育ルーム。町在住者と里帰りの人が理由を問わず、園児等を除く未就学児を預けられる。
また、建物内にいる町や町社会福祉協議会の保健師や助産師、保育士、社会福祉士、教員経験がある職員らが、妊娠期から出産、子育て、18歳までの子ども自身の悩み相談にも応じる。
初日に長男の光希ちゃん(10カ月)と訪れた同町の徳竹麻衣さん(28)は「平日に毎日開いている場があるのはうれしい」。宮本瑞枝センター長は「ここに来たら、ほっと一息つけて良かったと思えるような場所にしていきたい」と話す。
同センターTEL0261・61・5000