研さん積んだ成果並ぶ 笠原学園・学生書道展など

塩尻市大門七番町に本部を置く笠原学園(笠原泰山学園長)は3月29、30日、「第49回泰山門書展・第62回学生書道展」を本部で開いた。小学1年生から一般までの作品159点を展示した。
伸び伸びと書かれた小学1年生の作品や、中学生の堂々とした筆致、高校生の美しい線質の臨書など、各自が研さんを積んだ成果が並んだ。
年1回の発表の場と、仲間の作品を鑑賞し自身を高める機会にと開く。4月から松本市明善小4年生で、笹部教室に通う櫻井朱菜緒さんは「教室で習って少しずつ字がうまくなるのが楽しい。もっと努力したい」。
笠原学園長(92)は「『書は一生の稽古なり』という精神を伝承していきたい」と話していた。
学生の部の上位入賞者は次の通り(敬称略、かっこ内は教室名)
▽学園長賞=横山和葉(本部)▽日本書道芸術協会会長賞=春原心希(村井)▽市教育委員会賞=斉藤優依(本部)▽信濃毎日新聞社賞=上條愛弥(同)▽市民タイムス賞=古渡あかり(同)▽MGプレス賞=奥村英理沙(原新田)▽読売こども新聞賞=小野由愛(笹部)▽テレビ松本賞=篠原萌(同)