手品好き集い活動10年 「プラチナマジッククラブ」定例会で節目祝う

松本市双葉の市プラチナセンターが拠点の「プラチナマジッククラブ」は、結成10周年を迎えた。3日の定例会は節目を祝う内容で開き、立ち上げメンバーに花束を贈呈したり、今後の活動について語り合ったりと、笑顔と意欲に満ちた会になった。
結成は2015年4月。手品好きの男女3人が「手品でボランティア活動をしよう」と立ち上げた。現在は60~80代の16人が所属し、同センターに毎月2回集まって腕を磨き、それぞれの地域で披露したり、家族を楽しませたりしている。
ボランティア活動は立ち上げメンバーで代表の山村悦子さん(78、南原)を中心に、主に老人福祉施設で行っている。年に約30カ所を訪問。「めりはりのあるステージになって喜ばれる」と、ハーモニカやフラダンスが得意な会員や、音楽バンドを組んでいる会員と一緒に出かけることもある。
手品に興味があり、発足後すぐに入会したという70代女性は「みんなに会うのが楽しみで、ほぼ皆勤。毎回癒やされる」とにっこり。山村さんは「人を元気にしたいと思って始めたが、元気をもらっているのは自分だった。今後も宝物のような皆さんと続けていきたい」と話した。
会員は随時募集、見学もできる。