自転車で塩尻・山形・朝日の3市村巡る「推しマップ」完成

塩尻、山形、朝日の3市村や観光協会でつくる「ぐるっと巡ろう!塩尻・山形・朝日サイクルツーリズム推進協議会」が、市村ごとの見どころやサイクリングルートなどを表した「つくってつながるみんなの推しマップ」を完成させた。ルートはいずれも9~11キロ程度で、1時間ほどで回れる距離。「活用して地域を巡って」と呼びかけている。
マップには市村ごとにテーマを設けてあり、塩尻は「おいしい水&ぶどう」、山形は「かわいい」、朝日は「カメラ片手に散策」。推しスポットの紹介の他、トイレやシェアサイクルステーションなどの情報もちりばめてあり、塩尻、朝日の観光協会と山形村のホームページで見ることができる。
同協議会は、SDGs(持続可能な開発目標)の推進やサイクルツーリズムの普及に市村を超えて取り組もうと、2023年に発足した。6カ所にシェアサイクルステーションを設置し、20台の電動アシスト自転車でシェアサイクル事業をスタート。サイクリングコースの策定に取り組み、マップ作成に向けてワークショップを開いたり、コースの試走を行ったりしてきた。
24年にはシェアサイクルの利用が倍増したといい、ステーションも12カ所に倍増。今年は台数も増やし、イベントなども行っていく予定という。
「電動アシスト自転車なら、脚力に自信がない人も楽しめる」と協議会メンバー。塩尻市観光プロモーション課の金子浩光さん(22)は、「自転車だからこそ楽しめる風景がある。これを機会に地元の人にも、地域の良さを再発見してもらえれば」と話している。