塩尻の魅力ラップに乗せて 市公式ユーチューブチャンネルのPR動画好評

塩尻市が公式ユーチューブチャンネルで3月末から公開している動画「ウェルカム塩尻」=こちら=が好評だ。移住促進を目的に市の知名度を上げようと、民謡「塩尻甚句」を音源に作ったラップ音楽に乗せて市の魅力を紹介。公開から10日間で再生数は約6千回、公式SNSでも閲覧数が約1万900と注目度が上がっている。
約4分間の動画は、ラッパーのRジャッジさん(37、同市片丘=写真右)とOZYさん(37、安曇野市穂高=写真左)が「流れる空気が気持ちいい」「ますます未来が楽しみ」などと口ずさみながら、市民交流センターえんぱーく、市内全域が自校給食で、このうち漆器を使う楢川小中学校、移住おためし住宅など13カ所を巡り、市民と交流する。
市出身でパリ五輪柔道女子金メダリストの出口クリスタさん、「ハッピーハロウィーンinしおじり」で仮装した参加者、ワイン醸造を学ぶ塩尻志学館高校の生徒らも登場。作詞はジャッジさんとOZYさんで、市民からは「一度聞くと脳内リフレイン」などの感想が寄せられている。
制作は2023年度に発行した市のPR冊子「塩尻Komachi」を担当した長野こまち(長野市)に委託。市職員など8人のチームが昨年9月~今年1月に取り組んだ。
主なターゲットは20~40代で、都市部などで開く移住定住相談会の会場で流す予定。ジャッジさんとOZYさんは「多くの人に口ずさんでもらい、市のPRにつながればうれしい」。制作に携わった市地域づくり課職員の折井佑介さん(45=写真中央)は「市民の皆さんに見てもらい、市外に拡散してもらえれば」と期待している。